柴胡疏肝散(さいこそかんさん)
種類 | 調和肝脾剤 |
出典 | 景岳全書 |
組成 | 柴胡・陳皮各6g、川芎・香附子・枳殻・白芍各4.5g、炙甘草1.5g |
メモ | 柴胡疏肝は、ちか子かシロキ(柴胡、陳川香甘白枳) 肝気鬱結 気鬱による血滞 |
方解 | 君-炙甘草-甘温益気、健脾 臣-柴胡-透邪昇陽、解鬱、疏肝理脾 佐使-芍薬-益陰養血、疏肝理脾 -陳皮-行気 -枳殻-行気 -川芎-調養肝血 -香附子-行気和血 |
用法 | 水煎服 |
効能 | 疏肝行気、和血止痛 |
主治 | 肝気鬱結、気結瘀滞による胸脇痛、往来寒熱など |
病機 | 肝気が鬱結し、疏泄が停滞して気血が渋滞したために、胸脇痛、寒熱往来などを来している。 |
方意 | 四逆散から枳実をとり、陳皮、枳殻、川芎、香附子を加えて行気疏肝の力を増強して、和血止痛を果たす。 だから、服用後は肝気通暢、営衛自和になり、痛みは止まり、寒熱は除かれる。 |