草根木皮みな薬
 

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生化湯(せいかとう)

種類 活血袪瘀剤
出典 傅青主女科
組成 当帰25g、川芎9g、桃仁6g、炮姜2g、炙甘草2g、黄酒
メモ 生家に帰り、銭湯酒の環境(生化、帰川桃酒甘姜)
温経止痛
婦人産後の常用方
方解 君-当帰-補血活血、化瘀生新
臣-川芎-活血行気
   -桃仁-活血祛瘀
佐-炮姜-入血散寒、温経止痛
   -黄酒-温痛血脈
使-炙甘草-薬性調和
用法 煎服、あるいは黄酒を加えて煎服
効能 活血化瘀、温経止痛
主治 産後の血虚受寒、悪露不行、小腹冷痛。
病機 産後の血虚に乗じて寒邪が胞宮に侵入し、寒凝血瘀になって胞宮を留阻した状態で、悪露の排出がなくなり(悪露不行)、下腹部の冷え痛みがみられる。
方意 主に産後の血虚時、寒邪が虚に乗じて体内に入り、寒凝血瘀、留阻胞宮による悪露不行、小腹冷痛を治す。
だから、治療は温経散寒、養血化瘀を主とする。
新血が生まれ、瘀血を化して血が運行し、だから「生化」と称する。
方中の当帰は補血活血、化瘀生新で、君薬である。
川芎は活血行気で、桃仁は活血袪瘀で、共に臣薬である。
炮姜は入血散寒、温経止痛をする。
黄酒は温通血脈で、薬力を助ける。
これらは共に佐薬である。
炙甘草は諸薬を調和する使薬である。
諸薬は協力して養血化瘀、温経止痛の効を果たし、悪露を暢行させ、小腹冷痛も治す。
参考 ある地域の民間では産後に必ず服用する習慣がある。
しかし、本方はあくまで化瘀を主とし、薬性も温に偏る。
だから、産後の受寒による瘀滞の証候には適応するが産後の血熱の瘀滞証候には適応しない。