瀉青丸(しゃせいがん)
種類 | 清臓腑熱剤 |
出典 | 小児薬証直訣 |
組成 | 当帰・竜胆草・川芎・山梔子・大黄・羗活・防風各6g |
用法 | 水煎服。 粉末を丸にし、1日2回6gずつを竹葉の煎じ湯で服用してもよい |
効能 | 清肝瀉火、降逆止嘔 |
主治 | 肝経鬱火。 目赤腫痛、煩躁怒りっぽい、寝つき悪い、尿赤、便秘、脈洪実。および小児急驚、熱差痙攣等である。 |
病機 | 肝経火鬱で肝気の条達ができない状態。 |
方意 | 肝経火鬱を清泄、下降、宣透して除去する本方と竜胆瀉肝湯は共に肝経実火の証を治療するが、竜胆瀉肝湯の瀉火の力は比較的強く、清利湿熱もでき、肝火、湿熱を混雑するものに適応する。 本方は、瀉火の力は比較的弱いが、肝経の鬱火を除き、肝火内鬱の証に適応する。 |
注意 | 大便稀薄の者には不適応 |