草根木皮みな薬
 

薬膳や中医学を勉強している方、
知りたい方に送る薬膳や中医学情報

月華丸(げっかがん)

種類 補陰剤
出典 医学心悟
組成 天門冬・蒸麦門冬乾地黄熟地黄・蒸山薬・蒸百部・蒸沙参・蒸川貝母阿膠各30g、蒸茯苓・獺肝・三七各15g、菊花60g、桑葉60g
用法 15gの蜜丸にし1日3回、毎回1丸。
効能 滋陰潤肺、鎮咳止血
主治 肺腎陰虚。久咳あるいは痰中帯血。
方意 獺肝は「伝尸労極」を治するとされ、百分とともに「労嗽」すなわち肺結核の咳嗽に有効である。
それゆえ、本法は肺結核の晩期にみられる肺腎陰虚に適する。